
これからの新生活でひとり暮らしを始める方も多いのではないでしょうか?この記事では、ひとり暮らし歴4年半で引っ越し4回の僕が、ひとり暮らしのための家さがし(お部屋探し)のコツを伝授します。お部屋探しで失敗しないためにも、必ず読んでおくべきです。
好きなところから読む
これから一人暮らしを始める皆さんへ

今のこの時期、春からの新生活に向けて新居を探されている方も多いかと思われます。
実家から独立して一人暮らしをはじめようとしている方も多いかと思います。
僕は、一人暮らしを初めてはや4年半が経ちました。その間に、4回もお部屋探しをした経験があります。
今回はその経験ももとに、これから一人暮らしを始める方に向けて、お部屋探しのコツを伝授したいと思います。
スポンサードリンク
まずはLIFULL HOME’Sで探そう
まずは、サイト上からどんなお部屋があるかを探してみましょう。
不動産サイト「LIFULL HOME’S」で希望のエリアで検索をすると、ワンルームから高級賃貸までワンストップで物件探しができます。
リクルートの「SUUMO」など他の不動産サイトも存在しますが、「LIFULL HOME’S」だけでほぼ事足りると思います。
https://www.homes.co.jp/chintai/


まずは物件情報と写真を見て、検討するしないを決めます。気になったら、問合わせボタンを押して送信しておきましょう。すると、不動産屋から折返しの電話ないしメールが来ます。つまり、こちらから不動産屋へ電話をする必要はありません。
内見する物件は、多ければ多いほど越したことはありませんが、可能ならばできるだけ多くの不動産屋とコンタクトが取れるように配分しておきましょう。例えば名古屋エリアの場合はミニミニ、エイブル、ニッショー、アパマンショップ、ハウスコムあたりが主力の不動産チェーンなので、この5チェーンは必ず行っておくと良いかと思います。
■内見は一日かけてじっくりと。写真も撮っておこう
内見(内覧・見学)する物件が決まったら、アポイントメントをとっておいた上で、いざ不動産屋へ。
内見の日にすぐ契約、というわけではありませんので、公共交通機関を使って手ぶらで行っても問題ありません。物件までは不動産屋から徒歩ないしは車で案内していただけるはずです。
内見の際はぱっとみで良いか悪いかではなく、細かい部分までじっくり見ます。コンロは何口か、とか、コンセントの位置とか。メジャーを持参して間取り図に寸法を書き込んでおくと尚いいでしょう。

また、可能な限り写真を撮っておくことも大事。帰宅後にどんな部屋だったか再度チェックできるだけでなく、実際に引っ越すことを想定して、どんな部屋配置ができるかを事前にシミュレーションして比較できるからです。実際の生活シーンを考えておかないと、後で痛い目にあうこともよくありますからね。
家選びのコツ
■都市ガス物件を狙おう

都市近郊で探されている場合、狙い目は都市ガスを採用している物件です。
家のガスは大きく分けて都市ガスとプロパンガスがありますが、この両者には料金に大きな差があり、一般的にプロパンガスは都市ガスの1.5~2倍前後の料金がかかります。また、都市ガスは開栓時の料金はかかりませんが、プロパンの場合”預かり金”という名目で3千円くらいとっていく業者も存在するので要注意です。
なので、可能な限り都市ガス物件を選びましょう。また、どうしてもプロパンガスになってしまう場合、都市ガス会社の子会社や関連会社の業者を選ぶといいでしょう(名古屋近郊だと、東邦液化ガスなど。他の業者より料金が廉価な傾向があります)
電気に関しても、都市ガス会社に一任するといいでしょう。とくに東京電力と中部電力はボッタクリと言いたくなるほど単価が高いので、東京ガスや東邦ガスで契約することで単価が安くなります。また、支払いもまとめられるので払い忘れの心配も減ります。
https://home.tokyo-gas.co.jp/power/special/index.html
https://home.osakagas.co.jp/electricity/
https://www.tohogas.co.jp/denki/charge/
なお、オール電化の賃貸もありますが、都市ガスよりは単価は高めです。また、調理器具もIH対応のものを買わないといけなくなる点に注意が必要です。プロパンと比較なら比較的安くなる傾向のようです。都市ガス非開通のエリアで探すなら、オール電化の部屋もチェックしてみるのはアリでしょう。
■新築の集合住宅 > 築古の平屋建て
一人暮らしの人の大半は、ワンルームや1Kなど集合住宅を選択しますよね。
でも、これは間違いです。
個人的には、新築のアパートよりも築古の平屋の一軒家のほうがおすすめです。
だって、上下左右の住民とトラブルになることもないですし、他人に気兼ねなく生活できる点と、一般的なアパートより広いので物が増えてきた時でも対応できる点が魅力ですから。
どうしても集合住宅になってしまう場合は、木造や軽量鉄骨ではなく、鉄筋コンクリート造のマンションや団地を探してみましょう。
■近くの施設をチェックする
至近距離にあると便利な施設と、可能ならば至近距離にはないほうが良い施設がありますよね。この両者のバランスが取れているエリアで家を探してみると良いでしょう。
<近くにあると便利な施設(例)>
- コンビニ
- スーパー
- 鉄道駅またはバス停
- 口座を持っている銀行のATM(手数料が無料になるところ)
- コインランドリー
- ホームセンター
- 家電量販店
- 100円ショップ
- 内科・歯科
<近くになくてもいい施設(例)>
- 学校や幼稚園・保育園など
- ガソリンスタンド
- 工場・物流倉庫など喧騒な施設
- 警察署・消防署などサイレンが鳴りやすい場所
■理想は通勤時間15分

一人暮らしとなると、家事も含めて全部自分でしなくてはいけないので、実家ぐらしの人(=こどおじ)や夫婦で住んでいるような人に比べると、使える時間が限られてくると思います。
時間を作れるとしたら、通勤時間を削るくらいでしょうか。
勤務先から徒歩または自転車で10~15分圏内で家を探すと良いでしょう。
距離が短いので、万が一忘れ物に気づいたり、緊急のことがあってもすぐ戻れるのもメリットです。
とはいえ、職場のすぐ近くに住むのもなんだか気が引けますよね。なので、理想は徒歩または自転車で10~15分圏内と言えます。交通費もかかりませんしね。
引っ越し:割高でも大手の会社に頼もう

さて、いよいよ物件が決まったら、引っ越しの段取りを組みますが、引っ越し代はケチらないほうが無難な選択です。
僕も過去の引っ越しで安い業者を2度ほど選びましたが、本当に”安かろう悪かろう”の一言しか出ませんでしたから。
多少高くても、アート引越センターなど大手の会社に頼むのが吉でしょう。
ちなみに、繁忙期から外れた閑散期ですと、アート引越センター等の大手でも県内&時間指定無しで3万円〜で引っ越しができますので、少しタイミングをずらしてみるとオトクに引っ越しができます。
引越しの見積もりは、「引越し侍」など幾多もの引越し業者に一括で見積もりできるサービスが便利です。
まとめ:一人暮らしを質は家探しで決まる

この時期は人気物件が早く埋まりやすく、一日でも早く・・・という気持ちはあるかもしれませんが、とはいえ焦って探さないのが吉です。
なぜかというと、一人暮らしを快適にするいちばん大事な要素は、家で決まるからです。
近隣住民とトラブルになって、気持ちのいい生活ができるでしょうか?
近くになにもない立地で不便ばかりの環境で、満足できるでしょうか?
つまり、そういうことです。
焦らずに、ゆっくりと時間をかけて探していくことが大事です。一人暮らしを始める、貴方のため、ですから。
■個人的なおすすめはUR賃貸住宅

ここまで書いてきましたが、もし集合住宅に住もうと思われている方は、UR賃貸住宅もぜひ考えてみるといいでしょう。
URの団地はどこも便利な立地で、緑豊かな環境で住めるだけでなく、賃料もかなりお安く設定されています。例えば、2DKで賃料37,000円[1]高蔵寺ニュータウンの「岩成台」「藤山台」など。築古ですが鉄筋コンクリート造で防音もバッチリしていますし、適宜リフォームもされていて、とても綺麗に整備されています。
管理窓口の対応も丁寧ですし、管理も行き届いているURの団地は、おすすめです。
URの団地はLIFULL HOME’S等には掲載がなく、専用サイトで検索ができます。
https://www.ur-net.go.jp/chintai/
脚注
1. | ↑ | 高蔵寺ニュータウンの「岩成台」「藤山台」など |